HUCK FINN LIVE REPORT

「BALZAC & THE HATE HONEY」 98年12月6日(SUN)


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[BALZAC LOGO]
♪Sound
 Title:OFF THE WALL
 lyrics&music:HIROSUKE
  ●リアルオーディオ版MONO/152KB/1min22sec
  ●SoundVQ版STEREO/393KB/1min22sec
■Liveポスター
  ●今回のツアー用ポスターです。
[BALZAC LOGO]
♪Sound
 Title:Teenage Attitude
 lyrics&music:Atsushi Hatta
  ●リアルオーディオ版MONO/157KB/1min24sec
  ●SoundVQ版STEREO/441KB/1min24sec

1998/12/6(日)のハックで行われたバルザックの発売記念ツアーをCREWハンマーくん、ファン代表ケンタロー、名古屋のスタッフDAMMYにレポートしてもらいました。


Report No.1

[hamer サイン](from T.F.L)

 1998.12.6名古屋ハックフィンにてBALZAC 3rd ALBUM発売記念ワンマンLIVEが行われた。

 BALZACer不毛の地(?)として有名な名古屋で、どれだけのお客さんが来るのか正直ちょっと不安だったけど(ゴメンネ、ヒロスケくん)なーんの心配もありませんでした。ライヴ開始の4時間も前からお客さんが並んで、しまいにゃ超長蛇の列!!BALZACer、BALZACer。自分もはたして中に入れるのか不安になってしまいました。GREAT!!

 (308人限定のBALZAC FAN CLUBに入るための申し込み用紙配布の最終日&無料配布CD有りという事で、はるばる沖縄、大阪など他県からのお客さんも相当いたそうです。COOL!!)

 ほぼ満杯に近い状態で(230〜240人)ライヴスタート。トップバッターは大阪の(心優しき)キバ番長SHIGE-CHAN率いる「THE BLATZ」。渋すぎでっせー。イケイケのHARD CORE PUNKかと思いきや、MIDテンポ&8BEAT中心の激シブR&R PUNK!!名古屋初見参だったけどキッズ達もあたたかく歓迎してました。(けっこうみんな頭を振ってのってたんだな、これが。)お疲れでした。

[THE HATE HONEY]  そして2番目は「THE HATE HONEY」。このバンドがまた超カッコよかった。以前クアトロでHell's KitchenツアーとしてBALZAC、SOBUT、WARTHと一緒に来た時に観させてもらった時よりも今日の方が1000倍よかったですね。マジ。ニルヴァー+deftones+KORNっぽいんだけど、ただのHEAVY ROCK ではなく、なんて言ったらいいのか妖しい感じ…HATE HONEY節というか、毒があるんだけれどそれでいて美があるというのか、とにかくボーカルの表現の凄さというかTAKAGIさんにひきこまれていきます。2nd ALBUM中心の構成だったけれど、お客さんの方もはじめはただぼぅーとみていたけれど、4曲目の[Teenage Attitude]、5曲目の[I LOVE YOU]あたりから激しくのり出して、2nd ALBUMの一曲目(本編7曲目)[GREED]で大爆発!!暴れてます。ただ暴れるのではなく、演奏、唄を聞き入るように…。

 [I HATE MYSELF&I WANT TO DIE]でフィナーレ。確実にファンを増やしたはず。ルックスも全員いい、演奏もうまいし、はっきり言って人柄もよかったです。優しい人たちでした。また一緒に遊びましょうね。

[BALZAC]  さてさて、ラストに「BALZAC」です。カッティングが終了し、客電が落ちSEが流れ出したとたんに大歓声!!(すでに自分も肩車をしてもらい、戦闘準備OK!!)その大歓声の中、メンバーの登場。FLASH,FLASH,カメラのFLASHの嵐!!はっきり言ってもう人気者です。ハイ。

 VO.HIROSUKEくんの登場でアドレナリン急上昇です。Openingは最新3rd ALBUMの一曲目[NOWHERE#13]ヤバイ、かっこいいー。メチャクチャお客さん達暴れてます。暴動です。(自分もなかなか前に行けず、しょうがなく肩車から脱出してキッズの上を転がって、FRONT LINE(最前線)へ…。間髪いれずに[SAD NOS.99]。コーラスワークが最高です。POPです。そして4曲目の[WALL]で第一次RED ZONEへ…。みんな拳(こぶし)あげて大合唱。男気あふれてます。おしっこちびりそう。(はっきりいって最前列は辛い。200人からのキッズが前へ前へ来るから大変大変。)5曲目の[BREEDING LIGHT]では、ATSUSHIくんのギターソロがよかったなー。メロディアスでPOPで心地よかった。

 そしてそして8曲目の[ISOLATION FROM NO.13]では、VO.HIROSUKEくんが「ハンマーくんの為に唄います。」なんて言ってくれたから、2度目のRED ZONEへ…ダイビング!!

 3rd ALBUMから三曲、そしてラストの[MONSTER I]。FINAL RED ZONEです。暴れる暴れる。大合唱大合唱。みんな疲れをブッとばして楽しく笑顔で一体化してます。ここでオイラもラストダイブ!!これで自分はそのままライヴハウスの外へ出てしまったので、アンコールは見てないけれど、中ではアンコール+BALZACの大歓声!!疲れ知らないNAGOYA BALZACer達。アンコールもすっげぇー盛り上がったみたいでよかったよかった。これで名古屋での人気を不動のものとしたはずです。みんな汗びっしょりになって本当にお疲れ様でした。

 ライブに来た子、俺のダイブを支えてくれたキッズ達、BLATZのメンバー、HATE HONEYのメンバー、ECONOISEのみんな、MAD TOYZのKenny、HUCK FINNのスタッフの方々(Respect to 中井さん!!)。BALZACのみんな本当に熱いいい一日をありがとう。(男の子がほとんどだったけど、女の子ももっとたくさん観に来てあげてほしいです。心優しきVAMPIRE達なので。)ずぅーとサポートしていきますね。また名古屋に来たらマネージャーの店に行って、8時間DRINKINGしようね。お疲れでした。Bye [hamer サイン](from T.F.L)

(※ヒロスケくん、TWIMのTeeシャツ着てステージに立ってくれてありがとう。コーラスも参加させてくれてありがとう。アキオくんも時計してくれててTHANX!!次の日体中筋肉痛になりました。あしからず…。)


Report No.2

(ケンタロー)

 バルザックのNEWアルバム発売記念ツアーのライヴがここハック・フィンで行われた。入場者全員にバルザックの未発表BOOTLEG CDアルバムが無料配布されるというお得なライヴでもあった。

 夕方7時を少し過ぎてハックに着いたのだが、この日は地元のバンドは一切出ないという事で客がどのぐらい来るのか少々気になっていたが、入ってビックリ。入り口のドアを開けるのに苦労するぐらい客でいっぱいだった。客層は十代ぐらいの若いファンがかなり多いように見える。筆者がライヴハウスに入るとすでに1番目のバンド「BLATZ」(飛び入り)が演奏していた。攻撃的なステージングが印象的なハードコアパンクバンドだ。

[THE HATE HONEY 右端の人はダイブ中!]  そして、2番目は「THE HATE HONEY」.。今回のツアーで名古屋のみ出演である。よくこのバンドは「グランジ」と言われるのを耳にするが、実際見てみると今まで見に来てグランジのバンドより衝撃的だったし、グランジという一言だけでこのバンドは決め付けられない。と強く感じた。演奏力もかなりしっかりしていて、特にドラムとボーカルが良いと思った。グルーブ感がよく出ていて、無駄な力を使わないドラミングが音だけ聞いても良くわかるし、ボーカルのシャウトした時の声が素晴らしく良く聞こえた。一応自分もバンドをやっているが、正直あんな声が出せたらいいなと羨ましく思ってしまった。

 3曲目あたりで客のノリが爆発。ダイブ&ストンプの嵐となり、メンバーのテンションも自然と高くなってきて楽しいライヴとなった。実はHATE HONEYを見たのは初めてだったが、かなり衝撃を受けました。

[BALZAC]  そして、3番目に今日の主役バルザックの登場。客も待ってましたとばかりに叫び出す。そしてボーカルのヒロスケの叫びとともに演奏開始。最初の2〜3曲目はNEWアルバムの曲を演奏した。明るいメロディーの曲が続く。客はもちろん大合唱で、かなりの熱気がたちこめる中、筆者も必死に叫んでいた。6曲目がファーストアルバムからの大名曲で、[DAY THE EARTH CAUGHT FIRE]。客のテンションも最高頂となる。みんな汗だくになって拳を振り上げ、全力で大合唱していた。もちろんメンバーもハイテンションなステージングと演奏で客に応える。続けて次の曲もファーストからの曲で[FIENDISH GHOULS]。個人的にはこの曲が大好きだったので、この時はライヴレポートの事をすっかり忘れて客の渦の中へ。そしてまたNEWアルバムの曲を続けて演奏。その中で、[THE SLAUGHTER HOUSE]が熱い泣きのメロディーでグッときました。ラストの曲はセカンドからで、[VIOLENT PARADISE]を全員で大合唱した後、2度のアンコールに応えて今日のライヴは無事終了。ライヴ終了後ヒロスケ氏が「今日のライヴは最高だった。楽しかった。」と一言感想を言ってくれた。

 という訳で今日のライヴはメンバーも客も大満足のライヴだった。'99も2月と3月に名古屋に来るそうなので、まだバルザックを見た事のない人も一度チェックしてみてはどうかと思う。ここ名古屋でもバルザックのファンは確実に増殖しているんだな、と痛感した一日だった。


Report No.3

≪OUT BURST DAMMY≫

 2ndから1年振りに新作 "13STAIRWAY"をリリースしたBALZAC。12月6日名古屋HUCK FINNでは、初のワンマンツアー最終日という事もあり満員。開演前からT-シャツやパーカーを着たBALZAC CREW達でごった返していた。

 7:00開演。飛び入りのバンドが終わり、この日は東京よりゲストに「THE HATE HONEY」を迎え[MURDER HOUSE]のイントロが鳴り出すと同時のダイヴの嵐、耳に突き刺さるヘヴィなボーカルにつられ、最前の観客は喉がはりさけんばかりに叫び、一曲一曲と、この日集まった2百人を十分超えている観客のド肝を抜くサウンドを展開。そしてお馴染みの曲、バルザックとのスプリットシングルにもなっている[TEENAGE ATTITUDE]では、もうまともな状態で立っていられない程の勢いで、以前HUCK FINNで行われたライヴよりも数倍凄まじい盛り上がりを見せ、確実に名古屋での人気を高めていくのを実感させれた。

[BALZAC]  そして、いよいよ「BALZAC」の登場。1曲目NEW ALBUMの中から[NOWHERE#13]。前作よりもポップになり自然とミスフィッツ色も消え、オリジナリティー溢れる新曲にいつの間にか観客は大合唱。2曲目[SADnos 99]、[LEGACY]と続き、そしてこの曲を待ってました、といわんばかりに[OFF THE WALL]ではもう、ライヴも終盤かと思わせる程の勢いが爆発した。一曲ごとにボーカルのHIROSUKEが「ありがとう。」とお礼のMCをはさみ、客もそれに応えるように、飛んで飛んで飛びまくる。

[BALZAC] [DAY THE EARTH CAUGHT FIRE]、[FINEDISH GHOULS]とお馴染みのナンバーが続き、「名古屋の友人にこの曲を贈ります。」と[ISOLATION FROM NO.13]では本人も思わずダイヴ。この日一番の盛り上がりを見せてくれた。さすが2nd ALBUM発売から1年間で数えきれないライヴをこなしてきただけあって安定した演奏力も頼もしかった。危険なダイヴが幾度も繰り返される中でライヴはクライマックスを迎え、ラストを飾るのは[MONSTER I]そしてアンコールでは、彼らの敬愛するバンド ミスフィッツのカバー曲[I TURN INTO THE MARTW]と[HUMAN BLOOD]でこの日のライヴは幕を閉じた。

 ライヴ終了後もT-シャツやグッズを求めるKIDSが長蛇の列をつくり、BALZACの人気の高さを改めて知った気がした。


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